中国でのお茶との出会い
2003年10月から2009年5月まで、中国広東省シンセンで暮らしました。
中国では、どこに行ってもお茶が身近で、
レストランで座るとまずお茶の注文をします。
プーアル、鉄観音、菊花、・・・
とお姉さんが早口でお茶の種類を言って、私も素早く返答するのです。
街にお茶市場もあり、お茶の問屋さんがずらりと並び、
山積みのお茶を売っていたり、茶道具も沢山並んでいました。
いつか、あのかわいらしいお茶道具でお茶を淹れてみたいな〜と思いながら眺めていました。
私が住むマンションの1階にもお茶屋さんがあり、台湾人の老板(ラオバン・オーナー)の店でした。
ちょっと、高めでしたがセンスの良い店構えで時々行ってはお姉さんと世間話しながらお茶を飲み
お付き合い程度にお茶を買っていました。
当時は、お茶のことが何もわからないので、ジャスミンばかり買っていました。
あと、使い方は全くわからないけど、茶盤も素敵な木彫りのがとても気になり購入し
2年ぐらいは押し入れにしまっていたと思います。
中国での暮らしも4年が過ぎ、いつ帰国してもおかしくない時期に入りました。
私の頭をよぎったのは、義理の母です。
「はるこさん、中国では何をしていたの?」と言われそうな気がしてしまったのです。
中国語は頑張ったけど、自慢できるものがもっと他にもないと、
認めてもらえないような気が勝手にしてしまって、
そうだ!中国茶を習おうと!思ったのが、始まりです。
お茶を学び始めたきっかけは、広州の茶芸講座でした。
最初は、人づてに、広州の婦人会で1週間で初級茶芸師の資格が取れる講座があるらしいと聞き
1週間なら頑張って、通いましょうと
片道2時間、特急電車を使い広州までせっせと通いました。
結構大変で、かなりエネルギーを使いましたが、1週間の詰込みの後、
残念なことに何も身についていない感じでした。
そして、その講座通いの中で以前シンセンに住んでいて広州に引っ越した友人に
久々に再開することが出来ました。
そして、彼女が、日を改めて広州に是非遊びに来てと誘ってくださり
本当に嬉しくて感謝して遊びに行きました。
中国の暮らしは、日本にいる人から見たら毎日何してるの?と暇そうに思われていましたが
日本と同じように、日々の暮らしがあり、来客も多く、
人が来ると一日つぶれ、滞在中に学びたい中国語の勉強の時間が思うように取れなかったりでした。
誰かを頼って遊びに行きたくても、当時の私は負担をかけてしまうことばかり気にして
なかなか、自分から行きたいと言い出せない人でした。
今は、考えを改め、存分に喜んで楽しんで出かけていく人になりましたが。
そして、日を改め広州に遊びに行き、彼女に連れていってもらったのは
ある 日本人が経営するお茶屋さんで、かなりしっかりした内容の茶芸講座を開催している店でした。
中国人の先生のレベルも高く すぐにここで学びたいと思いました。
それから、2年間週に2回、私の広州通いが始まり、
シンセンでも茶藝教室を始めることになり、帰国後も今に至るまでずっと、続いています。
お茶にはまり、薬膳、NLP、ヨガへ
何故、私がお茶にはまったか。
広州で茶藝をじっくり習い始めてからも、
先生にあなたは、どのお茶が一番好きと聞かれても
水 と答えるぐらいお茶のことはわからなかった私ですが、
次第に、練習の後 自分で丁寧に入れる1杯のお茶が何とも言えないやすらぎを
心にもたらすと気づき始めました。
最初に、好きになったのは、安渓鉄観音花香です。
お茶を飲むと、素晴らしい香りに心ほぐれただ美味し以上に
もっと多くのことが得られる気がしました。
どんなに疲れていても、お茶を1杯飲めば、また一仕事頑張れる元気をもらえるのです。
それから、お茶についての興味が強まり、
お茶と言うものを少しずつ追及し始めました。
途中から、お茶でこれだけ元気になれるのなら、
食事ももっとよく考えたらもっと元気になれると
中医学に基づく薬膳を学び始めました。
さらに、5年前よりNLPを学びはじめ
食だけでなく、ストレスなど心からくる不調をケアするには
NLPはとても有効的だとNLPのエッセンスを使ったコミュニケーション講座もはじめ
運動のためにヨガクラスも始め
そして、今の、「食とココロとヨガ」が出来上がりました。
いわたはるこ
食とココロとヨガ
food.mind&yoga
中医学に基づく薬膳料理教室と中国茶教室
コーチング コミュニケーション講座
ヨガ