時間の流れ

少し前に、石川能楽堂に能を見に行きました。

子供の頃は親に連れられて時々脳に一致た記憶がありますが、幼稚園児ぐらいだったと思います。能楽堂の雰囲気しか覚えていません。そして、退屈だったこと。

大人になってから、初めてじゃないでしょうか。

現代ドラマだったら、数分で終わる話の内容を1時間以上時間をかけて進めるのです。

舞台や衣装、謡いは、本当に華やかで優雅です。

昔は、庶民の楽しみだったはずです。

私が思ったのは、昔は、これだけ時間の流れがゆったりのんびりだったということ。

きっと、日の出とともに起き、一仕事して、薪で食事の支度をして、また一仕事して、一休みして、夕方になり夕飯を食べ、日が落ちたら寝る。

そして、たまにみんなで季節の保存食を仕込んだり、娯楽を楽しんでいたのではないかと。

私が幼稚園児の頃の生活に近い。

朝起きて、食事を食べて、外で遊び、日が暮れる。

今は、朝目覚め、きょう一日にやりたいこと終わらせたいことがいろいろあって、いかに効率よく済ませるか。

主婦は雑用が多い。

私の一日は、朝起きて、びわの葉温灸をして(30分)、朝食、ゴミ出し、お風呂掃除、アイロン、家の片づけ、教室の準備、10:00~13:00教室。それから買い出し、畑、荷物の発送、夕飯の支度、合間に勉強、いろんな手配、時折夜は友人と外食。

水曜日は、食堂小春日和の営業日だから4:00起きで仕込みも。

たまの休みには、友人の家に行ったり、ウチに人が集まる。

週末もコミュニケーション講座や大阪から岡田先生がいらっしゃりセミナーを主宰する。

昔と違うところは、生活も便利になり、食事の支度とか移動とか時間がかからない。

けれども、脳は疲れる。

うまく気持ちを切り替える。びわの葉温灸とこんにゃく湿布で身体のケアもきちんとする。

不自然な生活をしていると、不自然なことが起きてしまいそうだけれども、

まずは、夜はきちんと寝て、小鳥のさえずりと共に起きる。

簡単なものでも身体と対話しながら食事を作りきちんと食べること、睡眠を大事にすること、きちんと生活すること。それだけは、譲れないところ。

無理はしない。笑っている時間を多く。

さて、今日もサクサク用事をこなす。

きっとみんなも毎日時間のやりくり上手にしているはず。

よい一日を。