立派な茶木を連日観て歩いていましたが、
まず、山道は、舗装されておりますが、その家族がお爺さんの代から100年ぐらい大切に管理している茶園です。
手作りの石段で階段になっています。
山を切り開いて作った茶園も、土が雨などで流れないように、しっかり、石を組んで土台を作ってあります。
石には、年月を感じる苔が美しく育っていました。
岩茶を育てているエリア
岩茶は、本当に広い範囲で作られていて、
本山、外山、など区分けがされておりますが、本物は、本山です。
私が買っているお茶農家さんも本山に畑を持っています。
谷の両側が大きな岩山になっているところに茶樹があり、傍らに小川が流れています。これがベストな環境。
土は、岩が砕けてできた砂地のような感じです。
お茶作り
お茶作りは、朝女の人たちが大きな竹籠をもって山に入り、程よいころに男の人たちが竹の棒一本持って山に入ります。
女の人たちは、ピーチクパーチクにぎやかにおしゃべりしながら、でも、手の動きは素早く、せっせと茶摘みをして、籠がいっぱいになると、男の人たちが持ってきた大きな袋に茶場を入れます。
袋がいっぱいになると、おじさんたちは、竹の棒の前後に括り付け、天秤のように担いで、山を下ります。
山道は、傾斜がキツイ登りも下りもあります。
車もバイクも入っていけないところです。
男の人たちが担いで運ぶ茶葉が工場にとどき、萎凋と言う茶葉をしおれさせ、酸化発酵させる工程からお茶作りが始まり、作業がひと段落するのは明け方。
そして、出来上がるのは、荒茶です。まだ完成品ではなく、
荒茶から枝や、余分な葉を選別して、6月終わりぐらいに選別の作業が全部終わってから、焙煎の作業に入り、2~3回ほど焙煎します。
焙煎は、1回目が終わって、火の熱が取れ茶葉が落ち着いてから2回目の焙煎です。
だから、私の手元に今年の新茶が届くのは秋の予定です。
続く。。