HK3日目 友と再会

香港のガイドブックに載ってる中心エリアは、もう~大陸からの観光客その他の観光客でごった返してます。

私が好きなのは、このエリア。中心部から電車で30分ぐらい。

ガイドブックの後ろの方に少し出てるのでしょうか?

町の中心部は大陸の教育がしっかり行われていて、カントン後も通じにくくなってきていますが、このエリアは逆に広東語が主流。

大きな蒸篭の中に小皿が積み重なってシュウマイが3つずつ乗ってます。向こうのは、もち米の蒸しご飯に具が乗っています。

この蒸しご飯 実はとっても素朴なんですが、きっとHK人のソウルフードの一つだと思います。飲茶にもあるし、これ食べるとほっとするんだと思います。

今回は、香港人のほっとする味を体感したくてあれこれ食べ歩きました。

けど、ここはまだ見るだけ。

この目的は、本当に久しぶりに再会する友人との飲茶。

気づけば3時間ぐらいしゃべり倒してました。感覚としては40分だったのに。。

飲茶に行くとき、沢山おしゃべりしてゆっくりしたい時は大きな店に行きます。

美味しいものをサクッと食べてさっさと出るときは小さい店。

この日は長居したかったから大きな店。

美味しかった!!

 

次は、この日の2番目の目的。久々に訪問するお茶屋さん。

いつ行っても私を覚えていてくれて、気持ちよく迎え入れてくれます。

これが、中国香港で商売をする人のすごいところ。お客さんの顔をしっかり覚えてます。商機を失いません!

この店は、お茶だけでなく、茶器も良いのです。

この茶色いティーポット、紫砂土ズーシャーフ(日本語でしさき)といいますが、

この土瓶でお茶を淹れるとほっこりした味わいになります。けど、有害な染料を入れた偽物も多く本物を買うのが大変。しかも、この土が特別でもうない。過去に採掘した土をキープしている人だけが焼くことができます。3年ぐらい前、中国大陸の宜興を訪問して、この土を採掘していた山や窯元巡りをして勉強させていただきました。なぜ、あの岩山からこの色の茶壷が焼きあがるのか、どんな大変な工程を踏んでいるのか、どうしてお茶が麿山になるのか。

で、ここのお茶屋さんは信頼できるし本当に良いものがあります。

私も大奮発して1つお買い上げ。

お教室の生徒さんから頼まれたものもここでお買い上げ。

お茶屋さんでお茶と壺を買って、次は近くの糖水のお店でお茶です。

もう、これは美味しすぎて、何の味がして何なのか、教えません。

さ~、名残惜しいけど、友と別れ、またふらふらと一人で街を歩き始めました。

今回、この中華の木の丸太を買いたかったのですが、着いた日にもずいぶん歩いたのですが見つけられず。

HKの河童橋道具街的なエリアがあり、見てると色々欲しくなってしまい困ります。私が欲しいものは大抵大きく持ち帰りが困難な場合が多いので。。

この日、急に見つけました!買いましたよ。おかげで台所仕事がまた新しくなりました。

夕食は、一人だし疲れ果ててるし簡単に。中華のファストフード店で、

魚香茄子(ユーシャンチエズ)たっぷりの油で揚げた茄子とお肉野菜、魚の出汁の土鍋の煮込み。はっきり言って油の海。これと、ご飯とスープで、これはもうギトギトなんだけど美味しくって時々食べたくなります。完食はできないけど、好きなメニューです。

深センに暮らしていた時、私が住むマンションの1fに中華のファストフードの店があって、最初は中国語もわからないし、メニューの漢字を想像しながら端から順に食べていました。その時からこれはちょっと好きな思い出のメニューでもあります。

この後、再び、〆の糖水を食べました。

さて、連日もうこれ以上食えん!ってぐらい食べてますが。

HKは歩く街。私は街を歩くのが大好き。毎日軽く2万歩です。

以前は、沢山食べられなかった私。

HKで、ちょっと油のきついものを食べればすぐにお腹は緩め。

日本にいるときでも、過労が祟ればお腹を下し、1週間ぐらい食べられない時が定期的にありました。

気づけば、今は沢山食べられます。食べられるって健康な証で幸せだと思いました。以前は、どこか不健康だったんですね。

食べて、消化して、きちんと全身を巡っている感じです。

命を作る食事、命と向き合う台所から健康な内臓を手に入れ、日々の生活の質が上がり毎日存分に楽しめることができることに幸せをかみしめています。