芳村茶葉市場
中国三大お茶市場と言われるところです。広州の町中から地下鉄とバスで簡単に行くことが出来ます。
片側4車線の大通りの両側広大なお茶市場で小さなお茶屋さんがぎっしりひしめき合っています。
今回のお茶の旅、実は観光が多くお茶屋さんにも行っているのですが今までのお茶旅を思うとお茶屋さんに費やす時間がグッと少ないです。
最終日ぐらいしっかりお茶を観ましょうと、お茶市場へ。
広州は場所的にも鉄観音屋さんや鳳凰タンソウ屋さんが多いです。
今回はタンソウ屋さんをあたってみました。
何となく店構えや雰囲気を見て行き当たりばったりでお茶屋さんに入ってみます。
1つのお茶屋さんでは、短くても数時間じっくりお茶を飲んで世間話をします。
ただ世間話をするのではなく、お茶に対してどんな思いを持っているか、その人のお茶の見方世界観を語ります。こればっかりは、中国語ができないと厳しいです。
この店のおじさんとも深い話を沢山しました。
タンソウ屋さんは、潮州人なのですが、潮州の人は文化的で商売も上手いけどとにかく人を大切にします。
おじさん曰く、僕は人をだまさない。僕が売るお茶は一番良いお茶じゃ泣けれど、値段の割に品質が良くみんなに喜んでもらえるお茶。
もし、このお茶を気に入ってまた欲しかったら、この茶葉をみて探せば必ず僕のところにたどり着く。
だから、人をだまさない。変な値段で売らない。
お客さんもみんな大事な友達と一緒。
物事には全て、通りがある。
等等いろいろおしゃべりしながら、お茶の淹れ方おじさんの哲学をひとしきり聞かせていただきました。
今回の旅、お茶以外にも、お茶道具、大量の本等買い物が多く、持って帰れるお茶に限界がありましたが、これぞと言うお茶を求めてまいりました。
既に、私が帰国してすぐにウチに試飲にいらした方がお持ち帰りになり、もうお分けできる分はありませんが。
皆さん本当に喜んでくださり私もホッといたしました。
今度のお茶旅は、秋のネパールジュンチャバリになりそうです。
お付き合いありがとうございました。
最後に、夕食は美味しい身体を養うスープです。